立体モデルは仮想現実やビデオゲーム等に広く用いられている.立体モデ ルの商業的価値が高まった現在,電子透かし技術によるモデルの知的所有権保 護は重要なテーマである.既存の手法[大渕]では,幾何情報(頂点座標値や体 積比)を変更して透かしを埋め込んでいた.それに対し,赤羽[赤羽]は面の位 相情報に透かしを埋め込む手法を考案した.赤羽は三角形分割された立体モデ ルだけを扱ったが,本研究では一般的なポリゴンモデルを扱う埋め込み手法を 提案し,埋め込み情報量についても定量的に評価する.